黄体期:月経16日目~

 卵胞ホルモンによって子宮内膜は厚くなっていきます。成熟した卵子はそれまで入っていた卵胞から飛び出します。排卵後に卵巣に残された卵胞は、黄色の顆粒状の色素を含む細胞に変化(黄体化)して、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。この分泌により着床環境が整えられます。

 黄体ホルモンは受精卵が着床しやすいよう子宮内膜を厚くし、体温を上昇させる作用があるため「妊娠を助けるホルモン」ともいわれます。黄体は排卵から2週間前後存在しており、次の生理が始まるまでの間は黄体ホルモンが多く分泌されています。

 

*着床・・・卵管を移動してきた受精卵が子宮内部に到達、厚くなった子宮内膜(血液でできた受精卵のためのベッド)にもぐりこみ、根をおろします。つまり子宮内膜と結合することをさします。この状態が「着床」で、これをもって妊娠の成立となります。