月経を希望の日に起こしたり予定の日を避けてずらしたりするのに、女性ホルモン製剤(主に経口避妊薬や月経困難症治療薬)を応用します。そのため、自然に来る月経周期を薬に頼って管理することに抵抗感を持つ人も多いでしょう。
非常に単純計算ですが・・・
昔の生活例:
初潮13歳、16で嫁ぎ出産多子、閉経と同時に寿命
現代女性の例:
11歳で初潮、35歳で一人出産ほぼ授乳なし、50歳閉経
初めて出産を希望したときは高齢リスクがあるだけでなく、排卵(=卵巣を傷つけた回数)や月経回数も多く、卵巣は疲れ切っています。動物として“自然”であるのは昔の生活であって、現代女性が何もケアしないで人生を送る状態は、決して自然とは言い切れないのです。
肌を美しく保つために若いうちからスキンケアするのと同様、卵巣もこの写真のように、手を加えない放置状態の卵巣ではなく綺麗にお手入れをして、美しく健康に保つ必要があるのです。
現代女性はそれだけではなく閉経後の人生も、寿命までの長い年数を健康に保つ必要があります。必ずしも「何もしない=自然/薬を飲む=不自然」とは限らず、本来の状態に近づけるためにホルモン摂取で“より自然にもどす”ことが、健康へのケアとなるのです。