ライフェスデザイン研究所で認定する「月経リズム調整指導士」は、単に計算に当てはめた満点回答をするだけではなく、相談者がより充実した社会生活を送れる提案を追加したり、ときには相談者の希望に沿えない提案をすることも必要になります。メンタルまでケアするカウンセラーや病気の治療をする医師ではありませんが、もっと専門的なことが必要な場合は、その専門へつなげるスキルも必要になります。
どのような場合でも適切に寄添った回答をできるかが重要です。
月経リズム調整指導士に求められるもの
基本的態度
受容:相手の年齢・職業・状況・相談目的に捉われず先入観なく、威圧的にならず過度に気を遣うこともなく、受け入れる
傾聴:ただ"聞く"のではなく、表情や口調からその真意を探り、的確に相談者にとって必要なものを聴き読みとる
共感的理解:違う価値観だったり、相談者が明らかに間違った認識をしていても全否定はせず、親や子のように、兄弟姉妹のように、どの方法が最善で、そのためにどうしたらよいか考える
技能
知識:ピリオドバイザーで得た知識を基本とし、月経移動のパターンを複数提案できるコーディネート力
分析力:相談者の日頃の月経状況を把握し、その体質や傾向に合うコーディネートを提案できる
咀嚼力:難しいことをわかりやすく、専門用語ではなく簡単な言葉で説明できる力。但し状況によっては専門的に詳しく回答してもよい場面もあります。それでも無理に難しく言う必要はなく簡潔にまとめる力も必要
える
こころがけ
守秘義務:相談目的やそこから得た個人情報は注意しますが、それに付随する日常や自分の情報はウッカリ気が抜けてしまいがちです。気を付けましょう。
【誤りがちな内容】
・自分の仕事状況をSNSに記載
・安心させるため「○○さんもやっている」
・
・感想ご意見紹介も許可を得たものだけに限定する、なども
連携意識:月経リズム調整指導士は、医療従事者ではありません。月経トラブルがみられるようであれば、医療機関へのスムーズな誘導を!